プラごみを活用 魚のアート制作通じ 海洋環境問題に理解/岡山・津山市

行政・公共 プラスチックごみを再活用した作品を作る子どもたち=岡山県津山市で
プラスチックごみを再活用した作品を作る子どもたち=岡山県津山市で
         

 第13回つやまニア「海はともだち~プラごみでつくる魚のアート~」が28日、岡山県津山市の津山東公民館で開かれ、小学生8人がプラスチックごみを活用したアート作品の制作を通じて海洋環境問題に対する理解を深めた。

 「津山市生涯学習人材バンク」に登録した個人や団体、企業が持っている学識や特技を生かして開講する講座。芸術活動で脳を活性させて認知症予防や乳幼児の情操教育向上などを図っている日本臨床美術協会員で臨床美術士の神田紀子さん(59)=高野本郷、みのりアートクラブ代表=が講師を務めた。

 神田さんは無造作に捨てられたごみが海に流れ出て環境を汚染している実態について説明。決まりを守ってきちんと処理することを強調し、加えてごみ削減に向けてリサイクルを意識するように呼びかけた。その後、子どもたちは持ち寄ったプラスチック製のごみを利用した魚の飾り作りに挑戦。お菓子袋や飲料水のパッケージの模様や色合いを生かしながらはさみで切り、段ボールのキャンパスに貼り付けてカラフルで個性的な力作を完成させた。

 東小学校4年の弓狩大輝君(9)は「ごみを材料にして工作が楽しめるなんてすごい。これからはごみを捨てるだけでなく、利用できる方法も考えていきたい」と話していた。

完成した魚を模した飾り
完成した魚を模した飾り


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