岡山県美作市と国際交流を進めているベトナムのイエンバイ省から22日、医療用マスク2万枚が美作市役所に届いた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う不足状態から提供依頼を受けた同省が応え、市は医療機関や福祉施設で活用する。
受け渡し式が栄町の市役所玄関であり、市職員や美作日越友好協会員ら約20人が出席。段ボール8箱に梱包され、運送業者から受け取った萩原誠司市長が「『美作のために』という国境を越えた友情を感じ、心から感謝している。大切に使いたい」と思いを述べた。
市によると、ベトナムはマスクを輸出制限しているが、同省は工場に直接発注し、国際協力として政府の許可を得て18日に発送。
市と同省は昨年11月、友好協力関係を目指す覚書を締結。訪問団を今月派遣して正式に協定を結ぶ予定だったが、コロナウイルス感染症の世界的流行により延期とした。
イエンバイ省は首都ハノイの北西120キロに位置し、人口約80万人。
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ベトナムから届いたマスクを受け取り、謝意を述べる萩原市町
ベトナムのイエンバイ省より医療用マスク2万枚が届く/岡山・美作市
- 2020年4月24日
- 行政・公共