岡山県津山市、鳥取県鳥取市、兵庫県佐用町のご当地グルメの味を競う「ホルモン焼き麺対決!鳥取夏の陣三つ巴戦」が24、25日、鳥取市気高町の遊漁センターで開かれた。「津山ホルモンうどん」と「佐用ホルモン焼きうどん」「鳥取ホルモン焼きソバ(ホルそば)」が熱戦を繰り広げ、津山が優勝を飾った。
3地域の活性化につなげようと、鳥取県東部地方の有志団体「鳥取ホルソバカスタマーセンター」が実行委を立ち上げて主催。昨年の「お好み焼三枝」(津山市上河原)と「佐用ホルモンうどん食わせ隊」(佐用町)との”味比べ対決”に参戦した。
勝負は、来場者が食後に用意されている投票箱に箸を入れ、2日間で集まった箸の重さを計って判定する。午前10時の開始とともに、3者は気合いを入れて”出陣”。ホルモンやたれの香ばしい匂いが会場を包む中、鳥取市民や観光客らがぞくぞくと来場し、好みの品を購入しておいしそうに味わっていた。中には3品まとめて買い求める家族連れもいた。
初めて津山ホルモンうどんを食べたという鳥取市の片山礼一さん(44)、明美さん(50)夫婦は「たれの濃さが程よく、とても美味しくて気に入った。今度は津山に行って、いろいろなお店で食べ比べてみたい」と話していた。
25日、午後2時半に対決は終了。津山ホルモンうどんが4・8キロ、佐用ホルモン焼きうどんが3キロ、ホルそばが1・6キロで、順位が決定した。
表彰を受け取ったお好み焼三枝の店主・上山康裕さん(53)は「イベントを開催し、多くの人に喜んでもらえたのがうれしい。今後も続けていきたい」。鳥取ホルソバカスタマーセンターの荒井義信会長(67)は「今度は津山、佐用に赴き、一緒に地域を盛りあげていく」と語った。