新型コロナウイルス対策として、大阪府の吉村洋文知事らがポビドンヨードを配合したうがい薬の使用を呼び掛けた4日の記者会見を受け、全国でうがい薬が品薄状態になり、美作地域でも薬局などで品切れが相次いでいる。
津山市内の薬局でも、テレビ会見が放送されたあと、一気に売り切れたという。同店の女性薬剤師は「元々たくさんの在庫は抱えていなかったが、定期的に買いに来るお客さんもいるので、困っている」と話す。次の入荷は未定だという。
WHOの直轄機関・WHO神戸センターは翌日、公式ツイッターで「うがい薬の使用で新型コロナウイルスの感染を予防できるという科学的根拠はありません」と見解を投稿した。吉村知事も同日、「予防や治療の効果はない」と釈明した。
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うがい薬が売り切れ、空になった薬局の商品棚の陳列スペース=6日、津山市内
ポビドンヨードを配合したうがい薬、美作地域でも薬局などで品切れ/岡山県
- 2020年8月7日
- 医療・福祉