ポンプゲート整備耐震基準に不備

経済・産業
         

 津山市は7日、浸水対策で市が吉井川水系に2カ所に整備したポンプゲートについて、会計検査院から設計に不備があり耐震基準を満たしておらず、国の補助金6753万円が不当と指摘されたと発表した。
 市下水道課によると、2013〜18年度にかけて河辺と二宮に設置された施設で、県内の設計コンサルタントに設計業務を委託。コンサルタントは耐震設計の際に阪神・淡路大震災クラスの地震への検討をしておらず、市も確認が不十分だったという。
 市は会計検査院と安全を確保するための補修工法について協議しており、年度内に着手する予定。「今後は仕様書に沿っているか複数人で十分に審査するよう徹底したい」としている。


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