岡山県が公表したマイバッグ持参に関する2020年度調査結果によると、買い物の際に10回中8回以上持参すると回答した人の割合は87・8%。レジ袋有料化前の19年度調査と比べて37・0㌽増と大幅アップており、プラスチックごみ削減に一定の効果がでている。
調査は昨年8〜9月、県内15カ所のスーパーで来店客3000人に聞き取りで実施。回数別ではマイバッグを常に持参する「10回」が2214人で73・8%と最も多く、19年度調査(37・6%)から倍増した。次いで「8回」が308人で10・3%。「5回以下」は180人で6・0%と19年度調査(32・4%)の5分の1となった。
さらにレジ袋有料化(昨年7月〜)の是非についての問いに対しては「賛成」が41・9%、「仕方ない」が51・1%、「反対」は5・6%だった。
海洋汚染や生態系への悪影響など、プラごみが世界的な問題となる中、県は削減に向けてマイバッグ持参を促すチラシや毎月10日に設けた「ノーレジ袋デー」などで広く啓発。
県循環型社会推進課では「環境に優しいライフスタイルが徐々に浸透しつつあり、さらに行動変化を促す取り組みを進めていく」としている。
国内のレジ袋消費量は現在、1人当たり年間約300枚。製造には1万2500枚に対してドラム缶1本分の原油が必要で、使用量減により資源節約、温暖化抑制にもつながる。
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マイバッグ持参を呼び掛ける県の啓発チラシ
マイバッグ持参調査
- 2021年2月10日
- 行政・公共