「鉄道の日」(14日)に合わせた津山まなびの鉄道館のイベント「鉄道の日・ミニSL乗車体験」が12~14日、大谷の同館いこいの広場で開かれ、親子づれが小さな蒸気機関車(SL)の乗り心地を楽しんだ。
ミニSLは実物の8.4分の1スケール(約90センチ)で、実際に石炭を燃やして動く本格的な作りになっている。津山青年会議所が創立65周年記念事業として、2020年に寄贈したものを使用。同イベント事業に協力している鳥取県八頭町の「やずミニSL博物館開館(やずぽっぽ)」から来た運転手が操作し、約50メートルの線路の上を走行した。
3連休初日の12日、館内が多くの観光客でにぎわう中、いこいの広場を訪れた子どもたちが早速乗車。蒸気を上げて出発すると歓声を上げ、秋のさわやかな風を受けながら“走り”を満喫した。このほか同SLの前で記念撮影する親子らの姿も見られた。
家族旅行で福岡県から訪れた小学3年の中村颯汰君(9)は「鉄道が大好きでずっと来たかった。ミニSLは見るのも乗るのも初めて。とても楽しかったし、乗れてよかった」。妹の碧唯ちゃん(5)は「けむりが出たのが、すごかった。またここに来て乗りたい」と話していた。
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