モリアオガエルの産卵始まる 木の枝に白い卵塊 「無事に育ってほしい」/岡山・津山市

自然 今年も総社で確認されたモリアオガエルの卵塊=岡山県津山市で
今年も総社で確認されたモリアオガエルの卵塊=岡山県津山市で
         

 希少種のモリアオガエルの産卵が岡山県津山市内の里山などでも始まり、新たな命を育むメレンゲ状の白い卵塊が木の枝にぶら下がっている。

 神楽尾山の麓の総社地区、石田宣明さん(85)が管理している田んぼでは20日現在、2個の卵塊を確認。周辺は毎年、産卵場所になっており、たくさんの卵塊が見られる。

 一つに300~800個ほどの卵が入っているといわれ、1週間ほどでオタマジャクシになって水中に落ちる。石田さんは「まるでカエルたちが田植えを待っていたかのよう。ちょうど水の上に位置する枝がよく分かるものだと驚くばかり。ここの水はきれいな湧き水なので、豊かな自然の中で無事に育ってほしい」と見守っている。

今年も総社で確認されたモリアオガエルの卵塊=岡山県津山市で
今年も総社で確認されたモリアオガエルの卵塊=岡山県津山市で


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG