県北初の「モンベルストア」 2025年の開業目指す 自然生かした魅力を発信/岡山・鏡野町

行政・公共 オンラインで合意書を締結した山崎町長(右)とモンベルの辰野会長
オンラインで合意書を締結した山崎町長(右)とモンベルの辰野会長=岡山県鏡野町で
         

岡山県鏡野町とアウトドア用品メーカーのモンベルはこのほど、アウトドア活動の拠点施設を町内に整備するための基本合意書を締結した。同町河内の国道179号沿い、奥津湖総合案内所・みずの郷奥津湖の敷地内に、県北初のモンベルストアを建設し、2025年春から夏の開業を目指す。

建物は木造平屋560平方メートルを想定し、モンベル直営店としてアウトドア用品全般を扱う。奥津湖で行われているカヤックやサップ体験、県境の高清水トレイルでのトレッキングをはじめ、キャンプ、沢登りなど、自然を生かした多彩なアクティビティの魅力を発信する。24年6月に着工し、25年3月までに完成させる。

町は、みずの郷奥津湖に観光案内所を新設するための改修を合わせた建設費4億円程度を見込み、24年度当初予算に盛り込む予定。

締結式は鏡野町役場と大阪府大阪市のモンベル本社を結んでオンラインで行われ、山崎親男町長は「地域資源を生かした観光創出に力を入れていきたい」、辰野勇代表取締役会長は「さまざまなアウトドアアクティビティにふさわしい拠点施設として、広範囲なエリアから集客できるよう努めたい」と決意を述べた。


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