社会機能の維持に欠かせない仕事に従事する津山圏域の「エッセンシャルワーカー」らへの新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種が10日、新魚町のアルネ津山で始まった。17日までの8日間で5544人の接種を予定しており、順調に進んでいるという。
津山圏域定住自立圏を構成する1市5町(津山市、鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町)での取り組みで、同市が運営。対象職種は保育園・認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブ、学校教職員、高齢者・障害者向け在宅サービス事業所、県警、民生児童委員、愛育・栄養委員、消防団員など。市ワクチン接種推進室によると「ワクチンは十分確保できている」としており、1日500〜800人を予定している。
3階フロアに特設会場を設置。受け付けと予診票確認を4カ所ずつ、予診と接種を3カ所ずつ設け、訪れた人たちが順番に接種を受けている。市内の愛育委員の女性(62)は「会場ではきちんと準備ができていて、とてもスムーズだった。接種を受けたのでこれからは地域で活動する際も安心できる」と話した。
同室によると、5544人のうち約1500人が市外から参加。また、これまで市内医療機関で行っている個別接種では、13・7%が市外からの接種者という。
時間は午前10時半〜午後6時半。2回目の接種は8月7〜14日に行う。
p
大規模接種会場で接種を待つ人たち
ワクチンの大規模集団接種