ソフトウエア事業のワードシステム=岡山県津山市=は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国の図書館などを対象に、「団体貸出」を支援するサテライト図書貸出システム「カリコレ」を来年3月まで無償提供する。
「カリコレ」は図書館に行けない人のため、または移動図書館の代わりに、公民館などの公共公益施設や店舗などの地域のコミュニティスペースを活用し、身近な場所で本の貸し借りをするための本の管理システム。
図書館からまとめて借りた本をネット上で一括管理できる。利用者は貸出場所に備え付けられたパソコンやスマホ、タブレット端末からアクセスし、書籍を選択して連絡先や返却日を入力するだけ。管理者側は返却状況などが一目で確認できる。
「全国の図書館が一時閉館、または利用制限を余儀なくされている。カリコレが図書館のサービス継続の一助となり、外出を控え自宅で過ごす方々の負担を軽減し、長い在宅の合間に本を読むことで、改めて本の素晴らしさを感じる機会になることを願います」としている。
問い合わせは、同社(℡0868-23-1820)。
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「カリコレ」のホーム画面
ワードシステム、全国の図書館などを対象に図書貸出システム「カリコレ」無償提供/岡山・津山市
- 2020年4月13日
- 経済・産業