第33回「津山幼児音楽祭」(同実行委主催)が17日、岡山県津山市の津山文化センターで開かれ、津山市、鏡野町の保育・幼稚園児たちが保護者ら観衆約900人の前で、歌や演奏、踊りを発表した。
田邑、高野、高野第二、作陽、やよい保育園(以上津山市)、郷幼稚園(鏡野町)6園の計145人が出演。プログラムに先立ち、同実行委の須江英典会長が「この日に向けて一生懸命練習に励んだ経験は達成感と思いやりの心を育み、豊かな人間形成につながる」とあいさつした。
総勢9人の郷幼稚園は、全園児が参加。バックスクリーンに1年の活動を収めた映像を流しながら、「チューリップ」や「まつぼっくり」など四季をテーマにした童謡を元気よく歌い上げた。田邑保育園は年長8人、年中11人がステージに上がり、手振りや手話を使った合唱、秋田県の民謡「秋田大黒舞」に合わせて息の合った銭太鼓を披露した。
このほかの園も練習の成果を発揮した見応えのあるステージを見せ、客席からは「上手ね」と感心する声があがった。
初めて同音楽祭の舞台に立った郷幼稚園の小田雪葉ちゃん(5)は「上手に歌えてよかった。楽しかったから来年も出たい」。妹を応援しに来た兄の樹君(8)=香々美小2年=は「緊張したと思う。一生懸命歌ってよく頑張ったとほめてあげたい」と話した。