第10回「美作サイエンスフェア」(実行委主催)が21日、岡山県津山市の美作大学で開かれ、美作地域の小学生約300人が実験やものづくりを通じて科学の面白さを体験した。
パンが焼ける不思議に迫ったり、紙コップを利用して動物の鳴き声を再現したりするなど美作大、津山高専、津山高、美作高、津山中の学生・生徒らによる12ブースが設けられた。
このうち「ドライアイスでさまざまな現象を体験しよう!」は、ドライアイス(二酸化炭素)が気化すると体積が大きくなる性質を利用した、シャボンのドームづくりに挑戦。水の中で気化して湧き出る白い煙が紙コップに張ったシャボンを風船のように膨らませる様子に目を輝かせていた。
姉妹や友だちと来ていた西小3年・宮脇唯さんは「科学と実験が大好き。不思議なことがいっぱいで楽しい。今日はいろんな実験をしてみたい」と話していた。
津山高校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)推進室運営、福武教育文化振興財団の助成で実施した。