日本鉄リサイクル工業会中国四国支部(85社)の平林実支部長(平林金属工業社長)らが19日、津山市役所を訪れ、金属スクラップなどの不適正な保管、操業を行っている業者などへの対応について谷口圭三市長と意見交換した。
院庄地内の事業所が長時間にわたる火災を起こし、市が保管に関する条例制定について検討していることを受けて訪問した。
同支部は今年、適正ヤード推進委員会を立ち上げた。平林支部長が、屋外保管する業者に許可制を導入する条例を可決した千葉県など全国の事例を紹介し、「一歩踏み込んで取り組むことで新たな業者が入って来にくくなる。住民の安全を担保し、先進的な環境都市というイメージも持ってもらえる」と述べた。
谷口市長は「大きな力をもらえた。基礎自治体ゆえの難しさはあるが、どこまで取り組んでいけるか考え、県としっかり連携していきたい」と話した。