第52回中国地区消防救助技術指導会(17日)に岡山県美作市消防本部から出場する隊員5人の壮行式が4日、同市楢原下の同本部で開かれ、訓練成果を披露して本番での健闘を期した。
「ロープブリッジ渡過」に2人、「ほふく救出」に3人1組が出場。
訓練塔前での式で、幹部職員ら約20人が見守る中、両種目を実演し、ロープブリッジ渡過では、20メートルのロープをセーラー渡りとモンキー渡りで往復。ほふく救出では、呼吸器を背負ってロープを足首に結索した状態で狭い長さ10メートルの煙道を素早くくぐり抜け、要救助者を搬送した。
この後、山本俊博消防長が「全国が狙える位置におり、日頃の訓練を信じ、本番で存分に力を発揮してほしい。健闘を祈る」と激励。
ロープブリッジ渡過に出場する小寺義晃消防士長(29)は「4月から訓練を続けて高め合ってきた成果を発揮し、全国大会の切符を手にできるよう頑張りたい」と決意を述べた。
同技術指導会は、岡山市消防教育訓練センターで開かれる。