中国電力ネットワーク(広島市)は、1955年から43年間にわたり湯原ダムで使用されていた水車発電機を、学習機材として津山高専に贈った。譲渡式が15日、沼の同高専で行われた。
水車は三菱造船長崎製作所、発電機は三菱電機製。全幅2㍍50㌢、総重量は約3㌧。カットモデルとして津山ネットワークセンター(上河原)に設置していたものを、同センター有志が再塗装した。
式では、梶谷敏之同センター所長が「年齢でいうと67歳だが、まだまだ皆さんのお役に立てると思う。未来のエンジニア育成の役に立てば」とあいさつし、岩佐健司校長に目録を手渡した。岩佐校長は「歴史的使命を終え、教育のために復活した。大切に使わせていただきたい」と礼を述べた。
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津山高専に贈られた水車発電機のカットモデル
中国電力ネットワーク 水車発電機を津山高専(岡山県津山市)に贈呈