岡山県津山市教育委員会は22日、同市内の中学校で、タブレットを使う学習に必要な生徒用のアカウント(IDとパスワード)が学校内で流出し、不正アクセスが発生したと発表した。
市教委よると今年4月、教員が教室の机の上に置いていた「アカウント一覧表」を生徒が不正に撮影。男女生徒8人のデータが不正にアクセスされ、課題の体育と音楽の動画を閲覧されたり、ダウンロードされたりした。
「アカウント一覧表」は、パスワードを忘れた生徒の対応のため、教員が校内ルールに反して教室に持ち込んでいた。9月14日に保護者から「不正アクセスの噂がある」との情報提供があり、生徒全員のタブレットを確認したところ、一覧表を撮影した画像が保存されているタブレットが判明。流出の範囲などは不明なため、校内全生徒と教員のアカウントを凍結・変更した。
有本明彦教育長は「情報管理、情報モラル教育を改めて徹底していきたい」とのコメントを出した。