津山市出身でNHK岡山放送局のお天気キャスターとして活躍する中島望さんの出前講座(津山国際環境映画祭実行委主催)が7日、新魚町の市立図書館で開かれ、親子連れら約40人は地球温暖化と環境の変化について学んだ。
「気象予報士による子供のための地球温暖化学習会」と題し、中島さんはスライドや映像を使って、2100年に起こりうる異常気象を説明。「気温が40度以上になり、日照りが続く一方で、急に大雨が降る日もあり、洪水や土砂災害なども増える」と解説した。
温暖化の原因についても語り、「石油や石炭といった燃料が多くの二酸化炭素を排出する。使用量を減らせるにように、普段の生活からできることを考えてみよう」と呼びかけた。
二宮に住む内田龍之介君(9)と妹の彩妃さん(7)と彩花ちゃん(4)は「80年後の地球で人が生きていくのが大変になるとわかってびっくりした」などと話した。
中島さんは「幼い子どもにとって難しい話だと思っていたが、しっかりと聞いてくれてうれしかった」と振り返っていた。
つやま国際環境映画展の一環で同所では、環境問題に関する映像観賞会や展示が行われている。13日には、県環境学習センターの指導員による講演会が開かれる。
中島望さん出前講座
- 2021年2月12日
- 天候・災害