性的少数者(LGBT)の当事者でレインボーハートプロジェクトokinawaの代表の竹内清文さん(43)=津山市出身、沖縄県=の講演会が17日、中道中学校(勝部)で開かれ、2年生119人が「性の多様性」について理解を深めた。
竹内さんは「周りと違っても大丈夫!〜LGBT・性の多様性(いろいろな性)〜」をテーマに、LGBTの人のほとんどが自分の気持ちを相談できずに悩んでいる現状などを語った。
「周りと考え方が違うといった理由でいじめ対象になると悩む人が多い。LGBTへの理解と、性別にしばられない環境があればよい」と述べ、性別に関係なくスカートとズボンが選べる制服といったようにLGBTの生徒に配慮した沖縄県の中学校の取り組みなどを紹介した。また、竹内さん自らがゲイであることを伝えた上で、「恋愛や性別に対する考え方が周りと違っても良い。自分の気持ちを大切に。また、LGBTの人に対しても意思を尊重してほしい」と呼びかけた。
松井泉樹君(14)は「悩みを抱えている人のために支えてくれる人がいるのは心強いし、安心できる。多くの人に竹内さんのように活動している人がいることを知ってもらいたい」と話した。
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竹内さんの話に耳を傾ける生徒たち