「安全運転サポート車(サポカー)」の体験試乗会が14日、久米南町里方の公民館誕生寺支館駐車場で開かれた。地域の高齢者たちは交通事故防止や被害軽減が期待できる運転補助機能について理解を深めた。
美咲署が高齢ドライバーの事故抑止につなげようと実施している。同町里方、南庄に住む17人が参加した。
指導を務める日産サティオ岡山の社員が自社の車を持ち込み、前方の障害物を感知して停車する「衝突被害軽減ブレーキ」といった機能を説明。その後、参加者を助手席や後部座席に乗せて運転し、装置が作動する過程を示した。
福田信さん(78)=同町南庄=は「安全を心掛けて運転に専念するのは大切だが、万が一のことを考えるとあった方がよい」と話していた。
同署によると、今年1月1日から7月14日までの間、管内で発生した人身事故は19件(前年同比8件減)で、うち2件は高齢者が引き起こしている。交通課は「事故の発生数は減少傾向にあるが、物損事故も含め、高齢者が関係しているのは増えつつある」と注意を呼びかけている。
久米南町「安全運転サポート車(サポカー)」体験試乗会
- 2022年7月22日
- イベント