きょう(5日)は二十四節気の 「啓蟄 (けいちつ)」。岡山県内で唯一、 温室桃を栽培する勝央町石生の農業・石川裕之さん(48)のハウスでは、 桃の花が満開を迎えている。
極わせ品種の 「はなよめ」 など5種類、 34本の木を育成。 昨秋の高温などが影響し、 開花は昨年より1週間遅いという。 授粉作業が最盛期を迎え、 母親の里江さん(72)とともに専用の道具を使って一輪ずつ丁寧に花粉を付着させている。
「気持ちが華やかになるし、 花の色も良く、 甘い実ができそう」 と里江さん。 5月初旬には収穫が始まる見込みという。
