岡山県津山市が整備を進める都市計画道路・総社川崎線の山北工区(480メートル)と沼―林田工区沼区間(260メートル)が20日、開通した。交差する鶴山通りや都市計画道路・大谷一宮線との接続により、周辺道路の交通渋滞が緩和された。
山北工区で行われた式典には関係者約30人が出席。
谷口圭三市長が「中環状道路を構成する重要な区間であり、両工区の開通は交通の円滑化、歩行者や自転車の安全確保、地域経済の発展にも寄与するもの。全線開通に向け、関係者の協力をお願いしたい」と式辞を述べた。
中島完一市議会議長、中山均美作県民局長らの祝辞に続いて総社保育園年長児の鼓笛演奏、テープカットとくす玉割りで開通を祝った後、関係車両が通り初めをした。
総社川崎線(総延長2940メートル)は中環状道路の一環として整備され、山北工区と沼―林田工区沼区間を合わせた開通により整備延長は2740メートル、全体の93%となり、両工区の総事業費約48億円。全線開通まで同工区林田区間の200メートルを残すのみとなった。