大人と語り合うキャリア教育プログラム「中学生こみゅ」(岡山県津山市教委主催)が16日、勝北中学校=岡山県津山市原=で開かれ、2年生42人が多様な価値観にふれて視野を広げた。
市の若手職員や家庭教育支援のボランティア、地元企業に勤務する会社員ら31人を交え、数人ずつのグループでテーマを変えながら進行。それぞれワークシートに書いて自身の考えを出し合った。
このうち「自分のいいところは?」では、生徒からは「だれとでも話せる」「相手を否定しない」「どこでも眠れる」、社会人からは「常にポジティブ」「いろいろなことに興味を持ち、チャレンジする」など。
「人生のタイムマシンがあればいつに行って何をしたい?」では、多感な生徒からは「過去に戻って失敗したことをやり直したい」「10年後の自分を見てみたい」、社会人からは「13年前に戻ってもう一度子育てしたい」「今が一番楽しいから乗らない」といった思いもあった。
2組の土居晴子さんは「さまざまな活動や趣味で人生を楽しんでいる話を聞き、視野が広がった。将来に不安はあるけれど、夢に向かって頑張れと励ましてもらい、前向きにチャレンジしていこうと思った」と話した。
コミュニケーション&コミュニティの意を込めた中学生こみゅは、人との出会いから人生を豊かにする場として2019年度から実施。