岡山県津山市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町1市5町で構成する津山圏域定住自立圏の共生ビジョン懇談会が29日、津山市役所で開かれ、第2期共生ビジョン(2022〜26年度)に基づく事業の進ちょく状況を確認した。
人口減少に歯止めをかける目的で形成した圏域。同ビジョンでは福祉や医療、教育、産業振興の分野で41件の事業に取り組んでいる。このうち36事業(約88%)でKPI目標に向けて順調に推移。「病児保育」や「合同企業説明会」など5事業が「目標達成が困難」と判断された。
また新規取り組みの「基幹支援・虐待防止センター」と「手話奉仕員養成研修」の説明があった。委員から「圏域の一次救急医療が破たんしている。支援を」といった要望があった。
委員は各市町各分野の16人で構成。開会に先立ち会長に津山青年会議所・小笠原翔太理事長、副会長に美作県民局地域づくり推進課・河本泰輔課長を選任。小笠原会長が「広域連携は人口減少社会で非常に重要な役割がある」とあいさつした。