岡山県津山市高野本郷の黒住教津山中教会所(田渕啓之所長)できょう(2日)、人形供養祭がしめやかに営まれた。
今年で33回目。ひな人形やぬいぐるみなど約150体のほか、古くなった神棚や神具、お札が前日までに多数寄せられた。
田渕所長と信者、地域住民ら参拝者約15人が祝詞を奏上し、玉串をささげて手を合わせた。この後、人形に火がつけられ、安らかな眠りを祈った。
国分寺の会社員・松尾美由紀さん(55)は「このような場があってありがたい。自身が子どものころや、息子が小さかったころのことを思い出す」と涙ながらに感謝の気持ちを込めた。