本年度「人権を考える市民のつどい」(津山市、市教委主催)が、岡山県津山市大田のリージョンセンターで開かれ、市民約80人が、人権擁護に向けて決意を新たにした。
長尾俊彦副市長が「本市はすべての住民の人権が尊重される平等で明るい幸せな社会の実現を目指している。集いを通じて思いやりの心と理解が深まり、広がっていくことを願う」とメッセージ。続いて、「ひと・ふれあいメッセージ2024」(応募総数3688点)の最優秀・優秀賞と「人権週間・津山市児童・生徒ポスター」(同2170点)の最優秀賞を表彰した。
審査員を代表して津山人権擁護委員協議会の松山幸雄会長が「豊かな感性で感謝の気持ち、友だちや家族を思いやる気持ちが表現され、人権尊重に対する作者の思いが伝わった、どの作品も優秀だった」と総評。
小学生の部で最優秀賞に輝いたメッセージ「認め合おうあなたの「普通」と私の「普通」」を考えた林田小6年・前田晴充君(11)は「自分の考え方と他の人の考え方は違うこともあるけど、ちゃんと尊重して理解し合えるようになろうと思って言葉を考えた。表彰は緊張したけど、選んでもらえてとてもうれしかった」と笑顔で話していた。
この後は、津山人権擁護委員協議会による活動報告や取り組みの紹介、映画監督の松井久子さんによる講演「命の輝きと、家族の絆〜映画『折り梅』に描いた、こころの介護〜」が行われた。
前田君を除く被表彰者は次の通り。(敬称略)
【ひと・ふれあいメッセージ】▽最優秀賞=佐古賢星(鶴山中1)、岸川理恵(一般)▽優秀賞=谷口百奈(林田小1)、中川大海(東小2)、延原陽太(同小3)、山本洋志郎(同小4)、池田恵人(誠道小5)、柗本詩(河辺小6)、浅野杏和(中道中2)、竹内あゆみ(一般)
【人権週間児童・生徒ポスター】▽最優秀賞=小原成実(秀実小2)、大木遥加(北小3)、水島彩七(東小5)、松原良樹(北陵中3)