ファン続々「聖地」へ|おかえり稲葉さん2017
津山市出身・稲葉浩志さんがボーカルの人気ロックバンドB’zのコンサートは今日22日午後6時、山下の津山文化センターで開演する。市民らが心待ちにしていた凱旋(がいせん)公演。その歴史的瞬間は目前に迫った。機材を積むツアーバスは前日までに到着し、ファンは続々と津山入り。地元の歓迎準備も整った。熱い夜になりそうだ。
21日、同センター駐車場に「B’z IN YOUR TOWN SHOWCASE 2017」などの文字入りの12トントラック4台がお目見えした。到着を知った人が一目見ようと訪れ、車両前で記念撮影を楽しんでいた。「世界的な人がここで公演するなんてまたとない機会」とコンサートに行く津山高専専攻科1年生の松坂海南太さん(21)=桑下。
津山の玄関口のJR津山駅や津山バスセンターでは今朝から、B’zのTシャツを着たファンが次々降り立ち、公演を祝福する看板の前でスマホを構えていた。広島県福山市から来た坂口悟さん(42)は「チケットは手に入らなかったが、雰囲気だけでもと思って。今日は津山を満喫する」。
高速道路につながる国道53号、会場に向かう鶴山通りや母校・津山高校などの「聖地」周辺には、178(イナバ)ナンバーのプレート、グッズのステッカーを付けた車が見られ、稲葉さんの実家・イナバ化粧品店(川崎)では、午前10時の開店と同時にファンが殺到した。
津山市の特産品を販売する同センター近くの「おもてなしブース」では、関係者が正午の開場に向けて仕上げに取り掛かり、元魚町商店街や新地通りなどではこの日に合わせて行うイベントが一部スタート。公式グッズ売り場の前には朝から行列ができていた。先頭に並んだ愛媛県の桐内美穂さん(40)は「限定品を買うために7時からここにいる。聖地巡礼も楽しんで帰りたい」と笑顔で話していた。
公演は、午後5時15分開場。グッズの販売は2時に始まった。
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