「はじめての介護職支援セミナー&ケアサービス科見学・体験会」が10日、岡山県津山市の北部高等技術専門校で開かれ、参加者9人が介護の仕事の魅力に触れた。
人材を必要としている介護職への理解を深め、訓練施設で体験してもらおうと、津山公共職業安定所が開いた。
セミナーでは、県福祉人材センターの担当者が求人サイト「福祉のお仕事」の利用方法、働きやすい職場環境づくりに取り組む事業所を登録する「すまいる宣言」認証制度などを紹介。意識調査で利用者の笑顔や感謝の言葉、関係性の深まりが介護福祉士のやりがいになっていることを説明した。
続いて、社会福祉法人・日本原荘の職員が仕事内容やローテーション勤務、職員の休日の過ごし方、施設での行事のほか、福利厚生や、継続して働きやすい職場づくりに努めていることを話した。
この後、同校のケアサービス科の授業に参加。「あなたの笑顔で目の前にいる人を笑顔に」との呼びかけのもと、訓練生に教わりながら移動介助や衣服の着脱を体験した。
美作市の60代男性は「体験会の雰囲気がとてもよく、楽しかった。自分の親の介護も見据え、相手のことを考えた支援などが勉強になった」と話していた。
