介護保険事業者向け新型コロナウイルス感染症対策研修会/岡山・津山市

医療・福祉
         

 介護保険事業者向け新型コロナウイルス感染症対策研修会が28日、岡山県津山市山北の市役所で開かれ、関係者約30人が専門家から感染防止策を学んだ。
 緊急事態宣言が解除されたものの第2波を懸念する現場の声を踏まえ、市介護保険事業者連絡協議会と市在宅医療・介護連携推進協議会が共催。津山中央病院総合内科・感染症内科医師の藤田浩二氏が講師を務めた。
 藤田氏は「PCR検査は7割ほどの精度で、最前線のラインは絶対に突破される」と前置き。その上で「絶対に突破されてはいけないラインは自分が感染すること。そのためにマスク着用、手指洗いの徹底を」と話した。
 また、相手がマスクをしていない場合の対処法を「フェイスシールドやゴーグルをつけてとにかく目を守ってほしい」と助言した。
 また、1時間に20回以上顔をさわる人間の習性も紹介。「止めるのは難しいので、これからさわるという思いで、その前に手洗いをするよう気持ちを切り替えて」とした。
 そして、「皆さんは施設のリーダー。手洗い、マスク着用を全体でしっかり守るよう呼びかけ、ウイルスを持ち込まない、移さないことを徹底して」とまとめた。
 このほか、事前に寄せられた質問に対して「検査結果だけにとらわれず、症状も合わせて判断しないといけない」「仮に陽性が出れば2週間は安静に」などと答えた。
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専門家からウイルス対策を聞く介護現場の職員たち


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