お盆最後の15日夜、岡山県津山市内の31会場で恒例の仏送りが行われ、家族連れらがしめやかに先祖の霊を送った。
山下の児童公園では、半円の祭壇を設置。地蔵院の清田玲寂住職の読経が続くなか、来場した人たちはお供え物を高く積み上げた。線香とろうそくを立てると、くゆる煙のなかで静かに手を合わせていていた。
家族13人で来ていた公務員・松永裕可さん(35)=北園町=は「みんなでにぎやかにご先祖さまをお迎えしました。これからも家族仲良く暮らしたいですね」と話していた。
仏送りの会場は、町内会などがお供え物などの回収を目的に設置し、市都市整備公社が16日朝、約1.88トンを収集した。