企画展「三人」が西今町のカフェ&ギャラリーNishiⅠma25で開かれ、彫刻や抽象画、創作人形の意欲作に来館者が見入っている。27日まで。
同ギャラリーを運営する画家の桜井由子さん(50)、父親で鏡野町出身の彫刻家・桜井敏生さん(80)=東京都=、岡山市の人形作家・宮崎郁子さん(66)が計33点を出展。
由子さんの抽象画は油彩による心象風景で、津山の春を表現した新作は萌黄色の重なりがみずみずしい。さらに神奈川県丹沢の大山、奈良県の滝などの情景から受けたイメージが並び、どれも独特の色彩感覚。
敏生さんの彫刻は、みかげ石や木、テラコッタなどによる頭像で、老若男女それぞれの美しさ、人物の内面までも感じさせる。
宮崎さんの創作人形は、あどけない表情で歌う子どもたちや後姿が悲しげな女性、眼光の鋭い少女など、一体ごとに人格や個性が漂う。
由子さんは「三人三様の作品を味わってもらうとともに、作者の姿も想像してもらえたら」と話している。
午前11時〜午後5時。定休日は月、火、水曜日。
問い合わせは、NishiⅠma25(☎080―5907―1663)。
p
彫刻や抽象画の展示作と桜井由子さん
企画展「三人」、西今町のカフェ&ギャラリーで開催中
- 2020年12月3日
- イベント