伊原木隆太知事は11日、岡山県津山市福力の大崎公民館で津山市の介護予防事業「こけないからだ体操」の取り組みを視察し、自ら体験した。
6月定例県議会一般質問での小原なおみ県議(津山市・苫田郡・勝田郡)の提案を受けて来訪。
同体操考案者の作業療法士・安本勝博市健康増進課参事のリードで、大崎地区の高齢者約50人が椅子に座って重りを巻いた足をゆっくり上げ下ろしたり、スクワットのような動作をしたり、一緒に実践した。
毎週1回取り組んでいる参加者を代表し、西吉田の山本節子さん(84)が「20年近くになるが、体操をするだけでなく、おしゃべりも楽しみ、地域コミュニティの場になっている」と紹介。
伊原木知事は「私も筋トレとストレッチを毎朝しているが、ゆっくりと動かすのは大変で、日々鍛錬を積み重ねている皆さんの元気さを実感した」と述べた。
同体操は津山市で2005年に着手し現在、市内213カ所で約3000人が取り組んでいる。