第29回「美作地区中学校文化連盟の作品展・交流会」が4、5の両日、岡山県苫田郡鏡野町の鏡野ドームであり、生徒たちが共同制作した風車のオブジェクトをはじめ、多彩な力作が会場を彩った。
美作地域17校の文化部員が「個性の花を咲かせよう」をテーマに、それぞれのアイデアやセンス、表現性を生かした絵画やイラスト、ハーバリウムなど合わせて約400点を展示。初日の午前中に開催した生徒たちの交流会では、津山中学校書道部が筆を手にパフォーマンスを披露して会を盛り上げた後、県南の中学校の生徒も参加して合作に挑戦。段ボールで制作した土台に、色とりどりの風車を飾りつけて完成させた。
午後からは会場を一般公開。訪れた保護者らは一点一点を観賞しながら、子どもたちの努力の成果に感心していた。
娘の作品を見に来たという勝央町勝間田の白澤江里さん(50)は「夏休みに懸命に制作している娘の姿を見ていて、みなさんも同じように頑張って仕上げたのだと思う。とても素晴らしい成果が表れている。一生懸命に取り組んできたことは将来、力になるはず」と話していた。
