第8回つやま城東まち歩きに合わせて開かれた、第1回横野和紙のあかり展の表彰式が29日、上之町の津山洋学資料館広場で開かれた。一般の部は美咲町打穴中の陶芸家・植木智子さん(45)、中学生以下の部は城西保育園年長組の芦田千祐さんが大賞に輝いた。
つやま城東まちかつ主催。灯籠の素材は津山市上横野で製造されている横野和紙を使い、総重量は200グラム以内にすることなどの規定を設けて公募。57点が寄せられ、期間中は民家の軒下に飾られて夜の城東を彩った。須江健治会長ら5人が厳正に審査。大賞の2人には横野和紙の賞状と賞金が贈られた。
植木さんの作品は、津山箔(はく)合紙にしわ加工を施し、立体的に組み立てた不思議な造形。「もともと横野和紙が大好きで、楽しんで作った。いろんな作品を見ながら城東を散策できて良かった」と話していた。
芦田さんの作品は、彩り豊かに塗った和紙で灯籠を自由にデコレート。「絵を描くのが大好き。すごくかわいくできたのと思うので、賞状をもらえてうれしい」と笑顔で述べた。