「美作ものづくり展示販売展」(天満屋津山店主催)が4日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山1階中央コンコースで始まり、勢ぞろいした市内の伝統工芸や民芸品などに来場者が見入っている。9日まで。
特設コーナーに、9工房の職人たちによる約800点を展示。県重要無形文化財保持者の木地師・小椋芳之さん(鉄砲町)による鶴山漆器、作州絣(かすり)のペンケースや箸入れといった伝統工芸品をはじめ、来年の干支(えと)のヘビをモチーフにした竹細工や土人形、古布人形なども並び、来場者は作者の話を聞きながら手にとるなどし、気に入った品を買い求めていた。
南新座の山本道子さん(94)は「家にも愛用品があるが普段使いできる品を探しに来た。来るたびにわくわくするので、今後も続けてほしい」と笑顔で話した。
同店主任の三道浩二さんは「展示販売展を開催するたびに喜んでくれるお客さんが増えている。色々な作品を楽しみにぜひ足を運んでほしい」とPR。
午前10時〜午後7時(最終日4時)。