美作ものづくり展示販売展(天満屋津山店主催)が岡山県津山市新魚町のアルネ津山1階中央コンコースで開かれ、勢ぞろいした市内の伝統工芸や民芸品などに来場者が見入っている。9日まで。
特設コーナーに、8工房の職人たちによる約800点を展示。県重要無形文化財保持者の木地師・小椋芳之さん(鉄砲町)による鶴山漆器の皿やブローチ、十二支をモチーフにした竹細工といった伝統工芸品をはじめ、普段使いの涼し気な絵付け皿、野鳥をかたどった木製ブローチ、素朴な味わいの茶わんなどが並び、来場者は作者の話を聞きながら手にとるなどし、気に入った品を買い求めていた。
娘と孫と立ち寄った医療関係の清水香さん(61)=一宮=は「手間ひまかけて作られたもので長く大切に使おうと思える。地域の作家を知る機会になってよかった」と笑顔で話した。
同展は年に2回恒例で開いており、同店主任の三道浩二さんは「開催する度にお客さまから喜びの声が増えている。手仕事の良さを味わいにぜひ立ち寄って」とPRしている。
午前10時~午後7時(最終日同4時)。
