多年にわたり社会福祉の発展に功労があったとして、本年度全国社会福祉大会(11月15日、東京)で厚生労働大臣表彰を受賞した岡山県津山市の1個人1団体の伝達式・受賞報告会が21日、同市役所で開かれた。
ボランティア功労は在宅援助ボランティアグループ・ふたばの会(菅田陽子代表)。1990年の設立で、在宅で暮らす高齢者や障害者の自宅へ友愛訪問を行い、利用者が安心して暮らせるように尽力。現在のメンバーは8人。
社会福祉功労者の佐藤洋子さん(75)は、1995年に民生・児童委員に委嘱されて以来、地域福祉の向上に努めた。2016年から22年まで城西地区民生委員児童委員協議会運営委員として円滑な運営に尽力した。
菅田代表(75)らグループの3人と佐藤さんが来庁。谷口圭三市長が賞状と記念品を手渡し、「住み慣れたまちで安心して暮らしていけるまちづくりへの貢献を大変ありがたく思う」と感謝した。
菅田代表は「設立時は40人近いメンバーがいたものの現在は8人になったが、ここまでやってこられたのは皆様方のお力添えのおかげ。力を合わせて頑張りたい」、佐藤さんは「地域、OBら大勢の皆さんのおかげ。これからも地域の力になれるよう頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。