岡山県苫田郡鏡野町は14、16日、町の最上位計画「第3次総合計画(2026~35年度)」策定に向け、将来を担う子どもたちの意見を施策に反映しようと、町内全5小、1中学校の児童生徒と山崎親男町長との意見交換会を開催した。
同町は2023年、子ども基本条例を制定。未来を創る子どもたちの最善の利益を尊重する基本理念を踏まえ、山崎町長の発案で実施。学校を巡りながら、小学生は6年生、中学生は1、2年生から直接意見を聞いた。
「自分たちが大きくなったときに鏡野町がどのようなまちであったらいいのか」がテーマ。16日は鶴喜、大野、香々美小で行った。このうち鶴喜小=下森原=では22人が参加。山崎町長が「10年後皆さんは22歳。どんな鏡野だったら住み続けたいか、思いを教えてください」と投げかけた。子どもたちは「豊かな自然を残して」「どこでも乗り降りできるバスがほしい」「大きなスーパーが近くにあったらいいな」「野生動物と共存できる環境整備」などと全員が意見を述べた。
安藤智作堀さん(12)は「みんないいことを言っていた。明るく、誰もが誇れる鏡野町になってほしい」と話していた。