春の火災予防運動期間中の3日、岡山県美作市消防本部と同市女性防火クラブが合同で住宅用火災警報器の設置、点検を呼びかける啓発活動を楢原下のゆめマート美作店で行った。
同本部予防課職員と会員計10人が参加。店舗内で買い物終わりの客に「火災で逃げ遅れないためにも警報器の設置、点検を」などと声をかけながら、リーフレットやウエットティッシュなどの啓発品を手渡した。また、店内に設けた特設ブースでは設置の有無や場所などのアンケートに回答し、実物を見ながら仕組みを学ぶなどしていた。
岩辺の大前要さん(90)は「10年ほど前に消防団員がつけてくれたが、そのままになっているので点検してみたい」と話していた。
同市では火災予防条例で寝室と階段に設置が義務付けられているが、普及率は約70%にとどまっている。義務化から約10年が経過し、初期に設置している場合には点検も必要で、より一層の住民意識高揚が求められている。
