岡山県津山市が老朽化に伴い新築整備した佐良山公民館の落成式が23日、旧館から北西に約570メートル離れた平福の新館で行われ、関係者が完成を祝った。26日から供用を開始する。
民有地だった敷地(2693平方メートル)に、木造平屋建て延べ562平方メートルを建設。研修室(135平方メートル)をはじめ、収容人数が各30人、16人、8人の会議室、和室、調理室などを配した。内外装には県産材などを使用し、木の温かみを生かした心安らぐ空間をイメージ。駐車場は40台分。屋根に設置した太陽光パネルで使用電力の一部をまかなう。総工費は約2億2000万円。
式には谷口圭三市長ら関係者約60人が出席。用地提供者や建築業者に感謝状が渡され、来賓が祝辞を述べた。
整備の検討を進めてきた市連合町内会の掛水光男佐良山支部長(71)は「皆さんの協力のおかげで立派に完成した。今まで以上に住民が集う地域の発展の場にしたい」と話した。
