作州野鳥の会(千原一夫会長)の写真展が山北の市役所ロビーで開かれ、さまざまな鳥たちの野生美をとらえた力作に来庁者が歩を止めている。21日まで。
愛鳥週間(10〜16日)にちなんだ恒例の催事で、会員12人が県北で撮影した40点を展示。
青い羽根が美しいオオルリやルリビタキ、〝渓流のハンター〟の異名をもつヤマセミ、レンゲ畑に現れたキジ、梅花のみつを吸いに来たメジロなど、望遠レンズによる鮮明なカットが目を引く。市内の田園地帯に居着いているコウノトリ、トラツグミといった希少種も並ぶ。
「それぞれ特長がよく分かり、生態も伝わってくる。家では今、ツバメが巣作り中で、やはり野鳥には癒やされる」と加茂町小中原の主婦(48)。
泥谷信行同会写真部長(68)=野介代=は「作州地域で多くの留鳥や渡り鳥が観察できることを地域住民に知ってほしい。これから繁殖期を迎えて盛んに活動する時季で、コロナ禍のリフレッシュを兼ねて野山に出掛けてみては」と話している。
会期後、美作市の大原公民館でも開催(25〜6月21日)する。
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野鳥たちの鮮明な写真に見入る来場者
作州野鳥の会 写真展
- 2021年5月12日
- イベント