林田の作陶家・杉山秀男さん(84)の初の作品展「かたちで楽しい陶芸」が沼のくらやアートホールで開かれ、味わい深い秀作に来場者が見入っている。3日まで。
杉山さんの津山工芸展、県展入選作品など200点のほか、講師を務める一宮陶芸教室の生徒・OB約30人の力作100点が並ぶ。
桜模様のかわいらしい香炉やお茶菓子などを入れる陶筥(ばこ)、LEDで好みの明かりを灯せるランプシェード、呉須で青色の細かな模様を描いた飾り皿、一つ一つの表情が愛らしい人形、日常に身につけられるアクセサリーなど、個性豊かで多彩な作品がずらり。訪れた人たちは形や色合いの妙味に感心しながら一点ずつ足を止めていた。
杉山さんは「教室を始めて12年間。出会った生徒と作り上げた作品の成果を多くの人に見てもらいたい」。同教室の生徒は「思い思い自由に作品を作っていて、同じものはない。陶芸に興味をもってもらえたら」と話している。
午前10時〜午後5時。
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味わい深い作品を鑑賞する人
作陶家 杉山秀男さん 「かたちで楽しい陶芸」初作品展
- 2022年7月1日
- イベント