老朽化のため新築する作陽保育園の新園舎の起工式が31日、大谷の建設予定地の同園運動場で行われた。2021年9月末をめどに園庭を含め全体の完成を目指す。
3838平方㍍の敷地に、鉄骨2階建て1033平方㍍の園舎を建てる。保育室6室や遊戯室などがあり、腰壁や床に手触りの良いスギやサクラの木を使用。玄関付近に厨房を配置し、のぞき窓から給食を作る様子が観察できる設計になっている。園児たちが五感を使って学べるように保育士らの意見を取り入れた。
園舎は2021年の7月末ごろに完成し、保育園児135人を受け入れる予定。総事業費は約2億8800万円。11月中に着工する。
式には松田英毅理事長、施工業者・五月工建の高山尚明代表取締役、設計士の和田優輝さんら15人が出席。同席した園児4人がくわ入れをし、工事の無事や安全を祈った。延永洋子園長は「新しい園舎でのびのびと過ごし、しっかりとした保育を受けられるようにしていきたい」と話した。
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くわ入れをする園児ら