作陽高校男子柔道部が、県新人大会(10月30、31日)で史上初めて個人戦の全7階級を制覇した。団体戦でも16連覇を達成。1月に始まる全国高校選手権の予選に向けて弾みを付けた。
60㌔級は平松仁(2年生)、66㌔級は厨子由陸(同)、73㌔級は川西成汰(同)、81㌔級は西村夢人(1年生)、90㌔級は藤崎裕也(2年生)、100㌔級は高橋寛(同)、100㌔超級は笠原勇馬(同)が制した。団体戦は決勝でおかやま山陽に5―0で圧勝している。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国高校総体(インターハイ)の中止や遠征の自粛を余儀なくされた分、校内での練習に集中。新人大会に向けては、全階級で他校の注目選手の映像を見て徹底的に特徴を分析し、攻略法を練ったという。
出場人数が特に多い60、66㌔級の平松、厨子は「厳しい練習を含め、今までやってきたことが身を結んだ」と振り返る。
昨年の全国選手権では、県勢初の団体3位入賞、個人無差別級の優勝を達成。川野一道監督は「今回の全階級勝利はチーム状態の良さを象徴しており、時間を有効に使った成果。全国制覇につなげたい」と話す。主将の笠原は「技術、筋力ともに強化して臨みたい」と意気込む。
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県新人大会で全7階級制覇を果たした選手たち(作陽高校提供)
作陽男子柔道部、県新人大会で史上初の個人全7階級制覇