第99回全国高校サッカー選手権県大会の決勝が31日、岡山市のシティライトスタジアムであり、作陽が3連覇を目指した岡山学芸館を2―0で破り、3年ぶり24回目の優勝を決めた。首都圏を舞台に12月31日に開幕する全国大会に出場する。
▽決勝
2―0
作陽2 0学芸館
0―0
学芸館がペースをつかみ始めた前半13分、作陽はスローインを受けたFW美濃がドリブルから左足を振り抜き、先制に成功。26分には、2トップでコンビを組むFW杉本が前線でロングボールをうまくキープし、パスを受けた美濃が再び決め、追加点を挙げた。
2点を追う学芸館は後半、細かいパスワークや終盤のパワープレーでゴールを目指すものの、作陽はGK徳本を中心にした堅守ではね返し、前半に挙げた2点を守りきった。
「相手の決定機の前にシャットアウトできたのが良かった。県大会は通過点なので、本大会までにしっかりと自分たちを高め、全国優勝を目指したい」とMF奥龍太郎主将。
酒井貴政監督は「チームづくりはまだ発展途上。前線に個人で打開できる選手が例年より多いのが特長なので、そうした点をさらに強みにできるチームにしていきたい」と気を引き締めていた。
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全国切符をかけて競り合う作陽の選手