作陽高校吹奏楽部の第19回定期演奏会が12日、新魚町のベルフォーレ津山で開かれ、迫力のある音色が約300人の観客を沸かせた。
「コロナ禍の中でも気持ちが元気になるように」と部員25人が選曲。中止となった県のコンクールの課題曲「エール・マーチ」では息の合った演奏で華やかに幕を開け、アイルランドの舞台作品「RIVERDANCE」やクリスマスソング、童謡を壮大にアレンジした幻想曲などを披露した。
今年は新たな試みにも挑戦。ハンドベル演奏のほか、音楽に合わせて芝居をする劇「あかずきん」などを熱演した。娘が出演したという塚?宏二さん(45)=真庭市=は「踊りもあり、演奏だけでなく演出もすばらしい。部員たちの情熱が伝わってくる」と話した。
部長の本庄星里奈さん(3年)は「つらい時もあったけど、高校生最後の晴れの舞台を無事に迎えることができてよかった」と述べた。
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息の合った演奏で会場を沸かせた作陽高校吹奏楽部メンバー