「津山市スマートシティ推進フォーラム」(岡山県津山市主催)が2日、大田のリージョンセンターで開かれ、市民らが暮らしにまつわる便利なアプリやサービスを体験した。
ITやデジタル技術を活用し快適な町づくりを目指す「スマートシティ構想」の一環で、現在市が運用するサービスに親しんでもらい利用促進につなげようと初めて企画し、会場には体験型の7ブースを設けた。
ブースでは、今月から運用開始した健康管理アプリ「kencom(ケンコム)」をはじめ、小中学生が使うAIドリル「navima(ナビマ)」、電動自転車で市内を周るシェアサイクル「ごんちゃり」、来庁不要の電子申請アプリなどを職員が紹介。参加者は自身のスマホでの登録方法や使い方を教わりながら利便性を体感していた。
小原の会社員・岡高史さん(58)は「スマホアプリは操作も簡単で使い方を知る良い機会になった」、娘の茜さん(15)は「AIドリルをやってみるとコインが貯まる仕掛けもあって楽しく勉強ができそう」と話していた。
体験会のあと、市と共同研究をする慶応義塾大学総合政策学部の清水たくみ准教授による基調講演や、これまでの事業報告も行われた。