津山商業高校(山北)で5、6の両日、「高校生への食育教室〜食と健康のワークショップ」(市健康増進課主催)が開かれ、3年生約150人が健全な食生活の大切さを学んだ。
食事診断では、日ごろ食べるメニューの栄養バランスを評価する「食育SATシステム」を使用。生徒はオムライスやハンバーグ、ケーキ、炭酸ジュースなど、ICタグ内蔵の食品サンプルを機器の上に載せてバランスの良し悪しをチェックした。栄養士から「1食で1日分の塩分量になっているので気を付けましょう」「カルシウムが少なめなので、牛乳やヨーグルトを加えて」と指導を受けていた。
安藤花恋さんと濱田夢生さんは「選んだ食品サンプルは思ったより塩分が多かった。普段の食事でしっかり注意していきたい」と話していた。
また、新型コロナウイルスの予防などに関するクイズや、心の健康づくりとしてコミュニケーション方法についても学んだ。
同食育教室は、高校生の時期から食への関心を高め、卒業後に健全な食生活を実践できるよう、今年で6回目の実施。12月には津山東高校でも予定している。
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日ごろの栄養バランスを評価するため、食品サンプルを選ぶ生徒