津山市健康づくり推進審議会(会長・二宮一枝県立大学名誉教授)が27日、岡山県津山市山北の津山すこやか・こどもセンターで開かれ、取り組み状況を確認した。
関係団体や公募の市民らで構成する委員16人が出席。「第3次健康つやま21」計画と「いのち支える津山市自殺対策計画」の指標に基づいた昨年度の実績と本年度の計画を協議した。
昨年度、フレイル予防(運動)に関する健康教育は79回開催し、希望のあった全団体に実施。胃がんや肺がんなど精密検査未受診者への受診勧奨率はいずれも100%を達成した。悩みを抱えている人に声をかけるゲートキーパー養成講座の参加人数は115人で前年度に比べ58人増加した。
本年度の新規事業として小中学生への食品ロス削減教室の開催や、子育て支援アプリでの栄養に関する情報発信、メンタルヘルスケア対策としてチラシやSNSによる相談窓口の周知などに取り組む。
出席者は、早いうちからのフレイル予防の必要性や自殺防止対策などそれぞれの立場から意見を述べた。