岡山県津山市にある美作高校でこのほど、高校生への食育事業「満足一人ご飯講座」(美作保健所管内栄養改善協議会など主催)が開かれ、2、3年生27人が講話や調理実習を通じて健康的な朝食の習慣について学んだ。
同保健所の管理栄養士が講師を務め、3年3組の美作大学進学コース、2年3組のフードデザイン専攻の生徒が参加。
ミニ講話では、朝食の摂取で集中力や記憶力が向上すること、炭水化物やたんぱく質、ビタミン類を含むバランスのよいメニューのポイントなどを聞いた。
この後、数人ずつに分かれて調理実習。手分けをし、同協議会員にアドバイスを受けながら「たまごじゃこご丼」「やさいたっぷりみそ汁」を作り、飾り切りのナシも添えて試食。
3年の赤見明日菜さんは「実習メニューは思ったより簡単に調理でき、おいしかった。朝はトーストだけで済ましてきたが、管理栄養士を目指していることもあり、これからは栄養バランスを意識した食事を心がけたい」と話した。
同講座は、将来は一人暮らしする生徒たちのために毎年、市内の高校で実施。